薬剤師の主な就職先は薬局やドラッグストアですが、年収を比較すると前者が平均500万円程度なのに対し、後者では600万円程度と100万円ほど高くなっています。ここまで年収に差が出る理由は大きく2つあります。
1つ目はシフトの差です。薬局は9時〜18時までで土日は完全休日の場合が比較的多いですが、ドラッグストアでは22時〜23時までシフトを組むことが多いです。実労働時間は両者とも8時間程度で差はありませんが、売り上げを確保するために夜遅くまで営業していることで、利益が還元されやすくなります。
2つ目は残業時間の差です。薬局では1〜2時間の残業がたまにあるくらいですが、ドラッグストアでは2時間以上の残業が連続することもあります。これも営業利益を伸ばすための作戦の1つで、売上が伸びればそれだけ給料に反映されるので、できるだけ働ける時間を増やしています。
体力的には厳しい点もありますが、成果が収入に反映されやすいメリットがあります。
ドラッグストアで働きたいと考えた時に、どれくらいの年収があるのか気になりますね。例えば、資格がなくても働けるのと薬剤師の資格を持っているのとでは全然違います。薬剤師の資格を持っていれば、給料面でもかなり優遇されます。
仕事の内容としてはレジ打ちをしたり、品出しをしたりすることもあります。ドラッグストアには日用品を買いに来たお客様もたくさんいますので、その対応もしなくてはいけません。最近では処方箋がなくても買える一般医薬品も増えていますので、その場合は質問を受ける場合も結構多いでしょう。
市販薬や漢方などあらゆる部位に対応できるよう知識も増やさないといけません。肝心の年収はドラッグストアのグループによっても変わってきますが、比較的勤務時間が長いのでそれに合わせて給料も高くなることが多いです。
平均的に400万円から700万円と幅もありますが、高い給料が得られるのは魅力的です。